PROJECT OVERVIEW / 無限の波紋
48歳、独身。
借金、約455万円。

5年ほど前までは会社で普通に勤めていた。

その会社を辞め、そこから数年間無職だったわたしは今、自転車でフードデリバリーをしながら生活費を稼ぎ、細々と借金を返済している。

普通に考えれば、人生を立て直すにはかなり遅く、手元の条件もあまりいいとは言えない。
こんな状況なら、それこそ「必死に」毎日働きまくるしかないだろう。

しかしわたしは、今日を食うための仕事だけで一日を埋めるつもりはない。

配達で生活を支えながら、ブログとKindle本を執筆し「資産」を少しずつ積み上げ、最終的には場所に縛られず、書くことで収入を作れる生活へ移っていく。

『無限の波紋』は、その過程を「結果が出る前」から記録するブログである。

TODAY: FOOD DELIVERY / NEXT: DIGITAL ASSETS / DESTINATION: A LIFE THAT CAN MOVE

なぜ、フードデリバリーを選んだのか

数年間におよぶニート生活の末、追い詰められたわたしは最初、普通の雇われ仕事を探した。

派遣に応募し、落ちた仕事もあれば、採用された仕事もあった。

ただ、返事を待ち、相手の都合でシフトが決まり、働く前から自分の時間を握られていく感覚がどうにも合わなかった。

フードデリバリーは安定していない。注文が少ない日は笑えるほど鳴らないし、雨や暑さや寒さにも収入が左右される。

無条件に「会社員より気楽で簡単な仕事」だと言うつもりはない。

それでも、いつ出るか、どこを走るか、いつ休むかを自分で決められる。この自由は、収入の不安定さを差し引いても大きかった。

だから、収入が不安定だからダメ、と安易に決めつけず、最終的に雇われの生活へ戻るしかなくなるとしても、まずはこの「不安定な自由」がどこまで使えるのか、本気で試してみたいと思ったのだ。

わたしは別に、フードデリバリーが誰にとっても理想の仕事だとは思っていない。
ただ、今のわたしが次の生活へ移るための仕事としては、かなり都合がいい部分が多いのも事実なのだ。
THIS IS A BRIDGE, NOT AN IDENTITY.

このブログで記録する三つのこと

このブログでは主に3つのことを目標とし、その過程を記録していく。

ただ、実際に目指しているものは「たった一つ」しかない。

今日一日を生きた時点で、「これでよかった」と思える生活を作りたい。

ただそれだけである。

成功するまで幸福を待ったりはしない。わがままかもしれないが、借金を完済するまで安心できない、なんてのはごめんだ。
今日働き、身体を動かし、飯を食い、その日に書けることを書いたなら、その一日だけで人生は一度完結している。
一日一生。

以下に掲げる3つの目標は、すべて今日を「これでよかった」と終えるためのものだ。

わたしにとっての「一日一生」というスタンスは、明日のことを考えないで今日だけを楽しむ、というような刹那的な意味ではない。

むしろ、明日の不安を今日できる現実的な作業へ変え、それを確実に処理しつつ、「やれることはやった」という安心感の中で今日を終えるための考え方だ。

「考え尽くすことで、今日だけを生きられる」という、一日一生のもう少し詳しい説明を読む →

LAYER_01
今日の生活を回す

まず必要なのは、生活費と借金返済の原資である。

自転車で街を走り、実際にいくら稼げたのか、身体にどれほど負担が残ったのか、翌日も続けられるのかを記録する。借金は思想では減らないので、ここは地味に働くだけだ。

LAYER_02
長く動ける身体と生活を作る

断酒、食事、睡眠、装備、休憩の取り方を変えながら、疲れや気分や仕事量がどう変化するかを見る。

根性で押し切るのではなく、疲れやすい中年が、条件を少しずつ整えることでどこまで動けるようになるのかを確かめていく。

健康管理こそが日々の生活の中で「これでよかった」と感じるために必要な一番の土台だと思っている。

現在実践している「六つの習慣」を読む →

LAYER_03
未来の収入源を育てる

配達で得られるのは、基本的にはその日の収入である。

一方、ブログ、Kindle、noteは、書いたものが後にも残る。最初は数百円にもならないかもしれないが、実際に生きた記録をブログや書籍として残し、将来は肉体労働以外からも収入を得られるようにする。

そのための作業を今日も少し進めたと思えることが、今の安心にもなっている。

最悪の未来を先に考えることが、なぜ「今日だけを生きる」ことにつながるのか。その具体的な実践を読む →


最終的に作りたい生活

目指しているのは、PCだけで稼いで、一日中どこかのカフェに座っている生活ではない。わたしにとっては、身体を動かすことも生活の重要な一部である。

理想は、朝に書き、昼は五〜六時間ほど身体を動かし、夜にその日のことを記録する生活だ。

地方でも、関東でも、いずれ海外へ行ったとしても、この基本形を大きく崩さずに暮らしたい。

現在の長時間稼働は、その理想とはかなり離れている。借金と固定費がある以上、今は働く時間を増やさざるを得ない。

しかし、ブログやKindleから得られる収入が少しずつ増えれば、肉体労働をなくすのではなく、過剰な部分だけを減らしていける。

つまり、このプロジェクトの目的は仕事から逃げることではない。特定の会社、職種、土地に生活を固定されず、自分に必要な労働と創作を、場所が変わっても続けられる状態を作ることである。

この生活設計を、もう少し詳しく説明している。

無限の波紋流・成功の再定義 →


結果より先に、途中を残す

人生を立て直してから、「昔は借金があって大変でした」と振り返ることもできる。

ただ、それでは途中で何を考え、何に失敗し、どこで方針を変えたのかが、きれいな要約の中に消えてしまう。

このブログでは、まだ結果が出ていない段階から記録を残す。

予定どおりに進んだ日だけでなく、疲れて何も書けなかった日、稼ぎが足りなかった日、考えが変わった日も含めて残していく。

成功談を完成させるために、現在を都合のいい伏線へ加工するつもりはない。

フードデリバリーが続けられなくなれば、別の仕事をする。ブログやKindleが思うように育たなければ、その結果も記録する。

固定するのは職業や計画ではなく、現実を見て、必要な条件を変えながら先へ進むという方針である。

うまくいった結果だけではなく、まだ何も決まっていない時間を残す。
このブログでしか作れないものがあるとすれば、たぶんそこにある。
THE RECORD STARTS BEFORE THE RESULT.

どこから読むか

START_01 / 現在進行形の記録

今、実際に何をしているのか

配達、借金返済、身体の変化、執筆の進み具合など、現在の生活は「生存記録」に置いている。まず今の状況を知りたい場合は、ここから読むのがいちばん早い。

最新の生存記録を読む →

START_02 / フーデリ再始動の経緯

なぜ、長時間稼働を始めたのか

普通の仕事を探しながら、なぜフードデリバリーをもう一度、本気でやることにしたのか。現在の稼働へ至った流れはこちらにまとめている。

【Episode 1】を読む →

START_03 / ここに来るまでの経緯

なぜ、借金455万円を抱えることになったのか

過去の経歴や、現在の地点まで来た理由に興味がある人向けの長い記録である。トップページでは省いた話も、こちらにはまとめてある。

【Episode 0】全記録を読む →

元メジャーアーティストが、自殺マニュアルを経て「借金455万」を背負うまでの全記録。

START_04 / さらに奥の話

なぜ、この生活を選んでいるのか

幸福、自由意志、人生の意味など、このブログの奥にある思想をまとめたページである。かなり濃い内容なので、日々の記録を何本か読んだあとでも遅くない。

思想の核心(CORE)へ →

『無限の波紋』の根本思想をまとめたページ。


現在地から、その先へ

ここに書いているのは現時点の方針であり、仕事や身体の状態が変われば予定も変更する。

NOW
フードデリバリーで生活を支える
自転車で稼働し、生活費と借金返済の原資を作る。
同時に、食事、睡眠、装備、休憩を見直し、長時間稼働で身体と創造性が完全に潰れない形を探している。
PHASE 01
書く時間を少しずつ取り戻す
配達の生活を安定させながら、ブログとKindleを積み上げる。
最初の目標は、デジタル報酬だけで生活することではなく、肉体労働以外から小さくても実際の収入が生まれる状態を作ることにある。
PHASE 02
別の土地で同じ生活を試す
地方で作った稼働と執筆の形を関東へ持ち込み、収入、疲労、生活費がどう変わるかを検証する。その後は、国内の別の街でも同じ生活が成立するかを試していく。
PHASE 03
肉体労働への依存を少しずつ薄める
ブログ、Kindle、noteなどの収入が増えた分だけ、過剰な稼働を減らす。
仕事そのものを捨てるのではなく、身体と創作を両立できる五〜六時間程度へ近づける。
DESTINATION
走って、書いて、場所を変えながら暮らす
特定の会社や土地だけに生活を預けず、朝は書き、昼は身体を動かし、夜に記録する。
この基本形を国内外のどこでも続けられる状態が、現在見えている最終形である。

借金が返せるか、ブログやKindleから十分な収入が生まれるか、予定どおり別の土地へ移れるか。今の段階では、どれもまだ決まっていない。

だから、まだ何者にもなっていない今から記録を始めた。

うまくいけば、その過程が残る。失敗しても、何が駄目だったのかが残る。

どちらに転んでも、次に使える材料にはなる。その程度のしぶとさで、この先を続けていく。

今日を走りながら、
次の生活を作っている。
THE RECORD IS ALREADY IN PROGRESS.

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